12月の誕生石ラピスラズリ・ターコイズ・タンザナイト|意味や石言葉

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ダイヤモンド

12月の誕生石とされるのが「ラピスラズリ」「ターコイズ」「タンザナイト」です。

12月のイベントといえばクリスマスですが、そのプレゼントとしてパートナーの誕生石を選ぶ方もいるようです。

そこで今回は12月の誕生石である「ラピスラズリ」「ターコイズ」「タンザナイト」について、意味や石言葉、名前の由来などをお話していきます。

12月の誕生石|ラピスラズリ 意味や石言葉

ラピスラズリは太古の昔から人々に「聖なる石」として貴ばれてきました。

古くは紀元前3000年ごろ、古代エジプト時代の遺跡からラピスラズリの装飾品が見つかっています。

和名では「瑠璃(ルリ)」と呼ばれます。

ラピスラズリの石言葉としては、

・幸運

・健康

・真実

・浄化

など。

その深い青色から「天空を象徴する聖なる石」とされ、「幸運をもたらす」「幸運を招く石」という意味も持ちます。

パワーストーンとしては、魔除け・厄除けの効果もあり、悪い気を浄化してくれると信じられています。

ラピスラズリの由来

ラピスラズリという名前の由来は、ラテン語で「石」を意味する「Lapis」とアラビア語で「青い空」を意味する「Lazard」から来ています。

名前の由来も表すように、古来から青い宝石といえばこのラピスラズリでした。

現在では青い宝石の代表格であるサファイアですが、中世までは青い宝石全般に用いられており、主にラピスラズリを指す言葉だったといわれています。

ラピスラズリの買取価格

ラピスラズリの価値ですが、不純物がなく色ムラのないものほど高価とされており、アフガニスタン産の最高級品になると30万円以上の価値が付くことも。

一般的なラピスラズリでは

5ctあたり2,000円~60,000円ほどが相場になります。

12月の誕生石|ターコイズ 意味や石言葉

ラピスラズリとともに12月の誕生石に数えられるのが「ターコイズ」。

こちらも宝石としての歴史は古く、メソポタミア(現イラク)の遺跡からは紀元前5000年のターコイズが装飾品として発見されています。

主な産地は、イランやアメリカ合衆国のアリゾナ州など。

和名では「トルコ石」と呼ばれます。

ターコイズの石言葉としては、

・成功

・繁栄

・健康

・旅の安全

などがあり、空色の美しい色合いから、ネイティブ・アメリカンのあいだでは「天の神が宿る石」とされてきました。

ターコイズの由来

ターコイズは13世紀ころまでは「美しい石」を意味する「カレース」と呼ばれていました。

ベニス(ベネチア)の商人がトルコ経由でヨーロッパに持ち込んだ際、買い手が「トルコの石」と呼ぶようになったことが、「ターコイズ(トルコ石)」の由来とされています。

ターコイズの買取価格

ターコイズは「ターコイズブルー」と呼ばれる青色が最も価値があり、緑がかっていたり、色が淡かったりすると価値が低くなります。

5ctあたり4,000円~20,000円ほどが相場になります。

また産地として最も評価が高いのはペルシャ産で、ターコイズ特有のマトリックス模様については、均等に調和が取れているものほど高い価値が付きます。

12月の誕生石|タンザナイト 意味や石言葉

サファイアを凌ぐほどの美しい青色で知られるタンザナイトも12月の誕生石です

「タンザニアの石」という呼び名のとおり、アフリカのタンザニアでしか採れない希少価値の高い石。

和名では「灰簾石(かいれんせき)」と呼ばれます。

タンザナイトの石言葉としては、

・高貴

・冷静

・知性

・神秘

などがあります。パワーストーンとしては「冷静な判断ができるよう導いてくれる」とされています。

原産地のアフリカでは「長年の不幸から脱する石」と信じられています。

タンザナイトの由来

タンザナイトは宝石としての歴史は新しく、アフリカのタンザニア北部にあるメレラニ地方で発見されたのが1967年。

調査の結果、青色に変色した「ゾイサイト」であるとわかったため、当初は鉱物名から「ブルーゾイサイト」と呼ばれていました。ゾイサイトは宝石としての価値はほとんどありませんでしたが、サファイアそっくりの色合いと手頃な値段に、目を付けたのがアメリカの宝石商ティファニーです。

「タンザナイト」という名称はタンザニアの夕暮れの空をイメージしてティファニーが名付けたものなのです。

それまでタンザナイトは世界的には無名の宝石でしたが、ティファニーが扱ったことで1980年ごろからアメリカで人気を博し、世界的な知名度も上がっていきました。

タンザナイトの買取価格

タンザナイトの価値は12月の誕生石の中では最も高く評価されています。

相場は3ctで12万円~50万円ほど。

価値の大部分を決めるのがブルーの濃淡で、濃いものほど評価が高くなります。

それ以外に透明度やインクルージョンの有無も評価のポイントでしょう。

まとめ

12月の誕生石「ラピスラズリ」「ターコイズ」「タンザナイト」についてお話してきました。

いずれの宝石も青色の美しさが魅力的な宝石で、気持ちを凛とさせてくれる冬にピッタリな石です。

皆さんもこれをきっかけにして12月の誕生石の魅力に触れてみてください。

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